健康的な野菜作りの基本

この記事にご興味を持っていただきありがとうございます。
この記事を読むことによって、健康的で体に優しい野菜を作る基本がわかります。
これから野菜作りにチャレンジされる初心者の人や野菜作りの基本を知りたい人にとってはきっと役に立つでしょう。
免責事項
この記事は個人の価値観に基づいて、執筆されており、正しい情報を記載する事を心がけておりますが、間違った情報が含まれる可能性があることもご了承ください。
また、個人の価値観に基づくものですので、ご参考程度としてください。
結論
野菜作りの基本は、土作り、水やり、肥料やり、防虫対策です。
自己紹介
自宅で家庭菜園をしており、無農薬でこだわった野菜を栽培しております。
土作り
野菜を作る上で、土を作る事は非常に大切です。
土を作る事は、野菜作りをする上で最も基本的なことであり、土次第で野菜の味が変わったり、野菜の成長や収穫量が変わったりします。
どういう土がいいのか
どういう土がいいのかということについてなんですが、僕が考える良い土とは、水はけが良く、保水性があり、柔らかく、微生物が多く、栄養のある土です。
どういう風に土を作っていったらいいか
大切な事は、その土をよく観察し、どういった土か確認していくことです。
微生物が重要
土には、多くの微生物がいて、この微生物を増やすこと、良い微生物を入れること、これが土作りにおいて非常に重要です。
微生物ってどこから入れたらいいの?という事ですが、微生物は堆肥に含まれています。
堆肥は微生物がそのものを分解してできた土です。
そのため堆肥には微生物がたくさんいます。
堆肥
動物性堆肥の発酵牛糞や発酵鶏糞などを入れることも大切ですが、植物性堆肥の腐葉土なども入れていくことが大切です。
土は自然が作る
土作りと言うのは、人間が作るのではなく、微生物や自然が作ってくれるものです。
なので、人間は良い土になるための原因となるものを追加していくことです。
栄養
土作りと言うのは、栄養がある土でなければなりません。
つまり、後で書く肥料についても関わってくるところなのですが、野菜を作る上では、肥料を入れて、土の栄養を豊富にしてやるということが大切です。
化成肥料と有機肥料
肥料は、化学肥料や有機肥料がありますが、施す肥料は基本的に有機肥料です。有機というのは、生物由来のという意味で、例えば牛糞、鶏糞のことです。
有機肥料の大切さ
有機肥料がなんで土に大切なのかっていうところなんですが、有機物だからです。
微生物が有機物を分解して、良い土にしてくれるからです。
牛糞
牛糞は土を柔らかくする作用もあるので、積極的に入れたほうが良いでしょう。
ただし、牛糞を入れるなら、発酵牛糞が良いでしょう。完全に発酵されていない牛糞は、様々な菌がいる中で、畑に悪影響を及ぼす可能性があります。
病原菌がいる可能性が考えられます。
つまり、トラブルが少なく、安心感ある土作りを行うためには、完全発酵した肥料を入れていくということが大切でしょう。
水やり
水については、基本的に雨が重要になってきます。
そして、育てる野菜の性質に合わせた水やりがいいでしょう。
野菜の性質を知る
野菜の性質を知るためには、その野菜の原産地を参考にします。
原産地が乾燥地帯であったり、熱帯地帯であったりで降水量が変わってきます。
原産地というのは、その野菜が野生で生えている環境でもあるので、原産地の環境が、その野菜にとって最適な環境という考え方です。
乾燥地帯の野菜
つまり、乾燥地帯に生えている野菜は水やりを控えた方が良いでしょう。
水やりを控えるためには、傘やビニールシートを張るなど、雨よけ対策を行います。
水をやらない方が、糖度が甘くなったり、味が濃くなったり、病気になりにくかったりします。
熱帯エリアの野菜
熱帯エリアに原産地がある野菜について考えていきましょう。
熱帯エリアの環境は、気温が高く、降水量が多いのが特徴です。
つまりは、熱帯エリアに生息する野菜は、夏野菜です。
ピーマン、ししとう、なすび等は熱帯エリアの生息し、水をたくさんあげて育てた方が、自然の摂理に基づいていて、良いでしょう。
なすび
なすびは水で育てるといいます。
たくさん水をやると、柔らかくおいしいなすびになります。
逆に水分が足りていないと、硬いなすびになってしまいます。
鷹の爪
これは余談ですが、鷹の爪みたいな、辛くしたい唐辛子は、水をやらない方が良いでしょう。
唐辛子は熱帯エリアに生息するので、水をあげたほうがよさそうなイメージがありますが、鷹の爪やししとうは、ストレスを与えることにより辛くなります。
つまりは、水をやらない、肥料をやらない、極端に暑い(太陽の日差しが強い)は野菜にとってストレスがかかるので、辛くなるというメカニズムです。
野菜とストレス
そういう意味では、ストレスを与えた方が良い野菜とストレスを与えない方が良い野菜があります。
人間もストレスフリーがいいように、基本的には野菜もストレスフリーが良いようです。
できるだけ原産地に適した環境でストレスを与えず育てていく方が、その野菜に含まれる栄養価も高くなるように考えます。
水道水と水やり
水やりを行う際、できることならば水道水は使わない方が良いでしょう。
水道水には、消毒剤が入っており、土に入ると微生物を死滅させてしまう恐れがあるためです。
せっかく堆肥を入れて、微生物増やしているのに、減らしてしまったらもったいないことです。
水やりをするには、たまった雨水を使うか、井戸水を使いましょう。
人工的な雨
水をやるという事は、雨が降るのと同じことです。
たくさん水をやれば大雨が降ったのと同じになりますし、少しであれば小雨が降ったのと同じ事です。
枯れるのが心配な人へ
野菜が枯れる時って少し想像されてみてください。
野菜や植物が枯れるのって水がなくなって枯れるわけなんですけど、今日、水がなくなって、明日、いきなり枯れるって事はないです。
葉っぱとかが徐々にしおれていき、最後には力尽きる。
そういった枯れ方をしますよね。
つまり、土が乾いているとか濡れているとか関係なしに、野菜の健康状態を観察して、野菜がしおれていたら、水をやる。
このタイミングで水をやっても遅くないと考えます。
しおれているってことは、それだけ水を欲しがっているので、水をやると水をたくさん吸収する。
そういう意味では、野菜の健康状態を見ながら水分コントロールをしていくことが非常に大切です。
肥料
肥料については、先にも書いたように、化成肥料と有機肥料がありますが、僕は基本的には化成肥料は使いません。
化成肥料
化成肥料のメリットは即効性があることなのですが、即効性があるというのは、野菜の成長期にダイレクトに肥料を届けることができます。
今欲しい。
その時に化成肥料は有効ですが、個人的には、化成肥料は化学成分なので、野菜が吸収し、食べることにより体に入ることによって、あまり良いイメージだとは思わず、使っておりません。
有機肥料
その代わりに有機肥料(牛糞、鶏糞)をたくさん使います。
有機肥料に含まれる有機物は土を良くします。
土にいる微生物の餌が有機物なので、微生物を活性化させるためには、有機物が必要です。
有機物を微生物が分解することによって、野菜が吸収できる栄養分に変わります。
元肥が大切
肥料を施す際は、元肥といって、1番初めに畑を耕したときや、これから野菜を植えるので耕す時、その時に施しておく肥料が非常に重要です。
個人的には、元肥をしっかりしておけば、追加で肥料をやる必要はないと考えております。
つまりは、追加でやらなくても育つという事なんですが、追加で鶏糞をやる時もあります。
収穫まで、2ヶ月前など、これから野菜が実を成らして育っていくという時に、時間をかけてゆっくりと効く有機肥料をあげたりします。
ミネラルも大切
ミネラルも大切です。ミネラルは石灰を入れることによって、効果を発揮します。
特に石灰を入れるのは、有機石灰がいいでしょう。
例えば、かき殻石灰は有機石灰です。
有機石灰
有機石灰は、非常に蒔きやすく、良い土作りをする上で使いやすいです。
また、生物由来ということもあり、化学物質ではないので、体のことを思うと、個人的には有機石灰を選択しています。
石灰はカルシウムやマグネシウムやカリウムなどミネラルが豊富で、ミネラルが野菜の成長や味に大きく影響されるそうです。
ミネラルが人間の体を作ったり、調子を整えたりするのと同じで、野菜にもミネラルが必要です。
また、石灰は雨で酸性土壌になった土を中和させる働きがあります。
そのため石灰は土壌の酸度調整で使用したりもします。
野菜の栄養
野菜の主な養分は、窒素、リン、カリウムとミネラルになりますが、人間も同じことが言えるように、栄養の過剰摂取は生物にとって良くなく、程良いバランスで栄養をとっていくことが大切です。
栄養だからと言って、たくさん肥料を入れすぎても、良くないです。
たくさん肥料を入れるという事は、たくさん微生物を入れた方が良いでしょう。
窒素
窒素は、野菜の茎や葉っぱの成長に作用します。
リン
リンは、野菜が実をつけるのに作用します。
カリウム
カリウムは、野菜が根を張るのに作用します。
ミネラル
ミネラルは野菜の味に作用します。
液体肥料
その他の肥料は、液体肥料も考えられますが、やはり液体肥料は化学物質もありますので、化学物質を使って作った野菜を食べることになります。液体肥料を使う際は、よく注意して使いましょう。
防虫対策
防虫対策についてなんですが、僕は基本的に農薬を使いません。
無農薬栽培
農薬を使っていない野菜、つまり虫食いのある野菜は、それだけ安全な証拠です。
虫食いがあると、商品価値が損なわれますが、虫食いがあると、農薬を使っていない野菜と捉えることができます。
そして、健康な野菜は、その野菜、本来の防御本能によって、ある程度害虫から守ろうとします。
防虫ネット
その他、防虫対策として防虫ネットを被せることも有効でしょう。
自家製虫除けスプレー
食品由来の虫除けスプレーを作ることもできます。
焼酎とお酢を1対1で混ぜて、ニンニクを刻んだものと鷹の爪(ハバネロパウダーでもOK)を入れて、原液とします。
お酢には、殺菌作用もあります。
焼酎に含まれるアルコールは、ニンニクや唐辛子の成分を溶け出しやすくさせるためです。
ニンニクや唐辛子の成分には、虫が嫌がる効果があり、その原液を水で薄めて、野菜に散布する。
濃度ついては、様子見ながら施す方が良いですが、1リットルにつき1ミリリットルつまり、0.1%位で良いでしょう。
実際に散布されてご自身で調整されてみてはどうでしょうか。
以上。最後までありがとうございました。